松山城の塀に11カ所のへこみ ゴルフボール打ち込んだ跡か 市が一斉点検

松山城の塀に11カ所のへこみ ゴルフボール打ち込んだ跡か 市が一斉点検
松山城の塀に11カ所のへこみ ゴルフボール打ち込んだ跡か 市が一斉点検
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 松山城(松山市)の本丸を囲む塀に、幅約25メートルにわたりゴルフボールを打ち込んだとみられる直径3センチほどの円形のへこみなどが計12カ所見つかり、同市は27日、城内建造物の一斉点検を行った。

 へこみなどが見つかったのは、26日午後2時ごろ。工事関係者が重要文化財の乾櫓(いぬいやぐら)に続く「乾門東続櫓続東折曲塀(おれまがりべい)」を通りかかった際に、塀に円形のへこみに気づいた。松山城は天守や門など21カ所が国の重要文化財に指定されている。破損が見つかった塀は本丸を囲む部分で、昭和57年に復興した建造物。重文ではなく、一般に開放されている。

 松山城総合事務所では、へこみは計11カ所で、ゴルフボールを強く打ち込んだ跡と推定している。また、瓦の一部にも破損があり、同一の行為で発生したと見ている。同事務所は「ゴルフボールを手で投げた程度ではなく、意図的なもの」と判断し、被害届を提出した。松山東署は建造物損壊容疑で捜査している。

 27日は松山市観光・国際交流課と同事務所職員が一斉点検を実施した。城内の重要文化財21棟と復興建造物30棟を目視点検した結果、塀に日付の入った名前など落書が2カ所見つかった。対応は今後検討するという。

 松山城は1日4回、職員が巡回しているが、一斉点検はこれが初めて。同事務所の毛利健司所長は「松山城は市民の宝であり、重要な歴史的な建造物。破壊を目的とした極めて悪質な行為で、強い怒りを覚える」と話した。

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