若宮健嗣防衛副大臣(衆院東京5区、当選3回)は27年の党員獲得数が19人で最少だった。罰金196万2000円も支払った。党に申告する時期を勘違いしたミスだったが、「最下位は若宮氏」と報道された。若宮氏は「恥ずかしさと悔しさでいっぱいだったが、数字は事実だ。次はきっちり達成しようと誓った」と振り返る。昨年はノルマを達成し、「政治家ができなかったことに責任を取るのは当然だ。罰金も名前の公表もあってしかるべきだ」と語る。
牧原秀樹衆院議員(比例北関東、当選3回)も27年は未達だったが、昨年は「党青年局長(当時)がノルマ未達成では示しがつかない」と半ば泣きつきながら1000人を確保したという。牧原氏は「党員にまでなってくれた人は選挙で強固な基礎票になる。今だから言えるが、1000人は必死になれば無理な数ではない」と述べた。
秘書への暴行、暴言で離党届を提出した豊田真由子衆院議員ら不祥事の絶えない「魔の2回生」にこの声は届いているか-。
(石鍋圭)