その他の写真を見る (1/4枚)
自民党が、所属国会議員に課している党員1000人獲得のノルマを達成できなかった場合、名前を公表する方針を固めたことが26日、分かった。「魔の2回生」と呼ばれる若手を中心に緩みが指摘されるだけに、強権を発動してでも支持基盤の強化を急ぐ必要があると判断した。目標の党員120万人の早期達成を目指し、27日の党総務会で正式決定する運びだ。
トップは1万人確保
自民党の党員数は回復基調にあり、昨年は8年ぶりに100万人を突破して104万人となった。ただ想定より回復ペースは遅い。執行部は、来年末までに衆院選があることも踏まえ一層の取り組みを促すため、今年末時点で党員1000人に満たない議員の名前を来年春にも公表することにした。
自民党は平成24年の政権復帰後、党勢回復を目指して26年から「120万党員獲得運動」をスタート。全議員に新規と継続を合わせた党員を1000人以上確保するよう指示した。未達の場合は不足党員1人につき2000円の罰金を命じている。