加計学園問題

元文科官僚の寺脇研氏の書き込みに反論 評論家の八幡和郎氏「こんな考え方は岩盤規制の権化である前川氏や寺脇氏などごく少数…」

寺脇研・京都造形芸術大教授(栗橋隆悦撮影)
寺脇研・京都造形芸術大教授(栗橋隆悦撮影)

 安倍晋三首相が国家戦略特区に関し、獣医学部新設を学校法人「加計学園」の他にも全国的に展開する考えを示した発言をめぐり、元官僚同士が賛否の見解をぶつけ合い、インターネット上で波紋を呼んでいる。

 文部科学省出身で、京都造形芸術大学教授の寺脇研氏は24日、自身のフェイスブックに安倍首相の発言について「とんでもない話」と批判。首相の友人が加計学園理事長を務めている現状を念頭に「『お友達』批判をかわすために他大学の参入を認めようというのだろうが、これでは獣医師業を自由競争にしてしまうことになる」と続けた。

 これに対し、元通産官僚で評論家の八幡和郎氏は、同日の自身のフェイスブックで「寺脇氏のコメントを見ると、医者の既得権益と結んで異常な医学部集中を擁護し、医師の供給増加を文部科学省主導で邪魔しているのだということのようだ」と指摘した。

 その上で、八幡氏は「こんな考え方をするのは岩盤規制の権化である前川(喜平前文科事務次官)氏や寺脇氏などごく少数だと信じたい」と強調。「医療政策まで文部科学省は医療関係者と密室でお決めになり、それに政治家は介入するなということでしょうか」などと投稿した。

 寺脇氏は26日、産経新聞の取材に「批判をかわすためというのは誰しもが思うことだ」と述べ、「獣医師の養成には費用や時間がかかる。需給関係を無視して大学をつくればよいわけではない」と説明した。