京大ボート部OBら「なぞり周航」 先輩、後輩、夫婦一緒に…初めて漕ぐ - 産経ニュース

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京大ボート部OBら「なぞり周航」 先輩、後輩、夫婦一緒に…初めて漕ぐ

 琵琶湖周航の歌誕生から今年で百年を迎えるのを記念し、京大ボート部OBらが4日間の行程で行う「なぞり周航」。初日の24日は、大津市瀬田の同部漕艇場を出発し、1番の舞台とされる三保ケ崎(大津市)を経由して2番の舞台となった雄松崎(同)に到着。各地でセレモニーが行われ、多くの関係者が駆けつけた。

 この日午前5時ごろ、同部漕艇場で出発式を開催。琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会の嘉田由紀子会長が「歌への感謝の気持ちは県民全体にある。われわれの思いも乗せて、周航をがんばってください」とエールを送った。

 出発する先輩らを見送った現役ボート部2回生の小湊彩佳さん(19)は「昨年歌を必死に覚えて周航した。歌詞を思い出すような感極まる景色が湖に広がったのは一生の思い出。先輩方も同じ思いで集まっているのを知り、感激した」と話した。

 約1時間半後には、三保ケ崎に到着し、メンバーがこの地に立つ歌碑の前でアカペラでフルコーラス。感極まって涙ぐむ人もいた。学生時代に5回周航を行ったという旧制第三高(現京大)OBの常田壽彦さん(88)も駆けつけ、「歌の百年に巡り合えて本当に幸せ。元気で事故のないよう行ってらっしゃい」と参加者らを送り出した。

 参加者の中には、今回初めて一緒にボートを漕ぐ夫婦も。京都市の田中勇吾さん(31)と志緒さん(29)は、かつて同部で先輩と後輩の関係。在学中に交際を始め、昨年11月に結婚した。一緒のボートを漕ぐのは今日が初めてといい、2人は「合唱したときは懐かしい思いで胸がいっぱいになった。思い出の歌をこれからも胸に、夫婦で楽しく歩んでいきたい」と話した。