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トイレットペーパー三角折り、感染症リスク高まるの? 起源も諸説…自動作成マシーンも登場

 トイレ協会関係者によると、ホテルなどでは「清掃終了を知らせる合図」として行う場合があり、それをまねて、「取りやすいので便利」「見た目が上品」と一般にも広がったのだろうという。

自動化機器も登場

 衛生用品の開発を手がける東京サラヤの食品衛生学術室の村松寿代室長は「三角折りに限らず、ドアノブや便座、手すりなど、トイレは菌が広がっている可能性がある。特にノロウイルスが危ない。三角折りをするなら、その前に手を洗い、自分の手からウイルスや菌を広げないことが大切だ」と指摘する。

 トイレでの感染対策は、排泄(はいせつ)物自体の直接接触や、ドアノブなどの間接接触を避ける必要がある。問題となる微生物はノロウイルスだけでなく、腸管出血性大腸菌、サルモネラ、ロタウイルスなどさまざま。ノロウイルス患者の便には、1グラム中100万〜10億個のウイルスが含まれているともいわれる。

 三角折りの欠点や利点を踏まえて、「世界最速試作センター」(長野県岡谷市)は26年、三角折りを自動で作ってしまう装置を製品化し、「新たな日本のおもてなしに」とアピールした。

 「私の人生は『トイレ』から始まった!」(ポプラ社)の著書があり、トイレ事情に詳しいアントイレプランナーの白倉正子さんも「私も個人的に三角折りはしない。ホテルなど公共施設では掃除をしたサインであるのに、勝手に三角折りをしてしまうと、掃除がスルーされてしまう。マナーとか気遣いとかとはレベルが違う」と話していた。