「6.26露天風呂の日」格安入浴に 湯原温泉、混雑対策で無料とりやめ

 真庭市の湯原温泉で、毎年6月26日恒例の「6・26 露天風呂の日」が、今回の開催からサービス内容を大きく変更する。30年間続けてきた旅館での無料入浴は昨年限りで取りやめとなり、今年からは格安料金での入浴に切り替える。

 露天風呂(砂湯)が同温泉の象徴であり、「6月26日」の語呂に合わせて「露天風呂の日」と名付け、昭和62年からイベントを開催している。

 しかし、内湯の無料開放は人気に伴って混雑が年々目立つように。さらに客のマナーの悪化や関連した苦情も増えたため、「多少の料金を支払ってもゆっくり入浴できた方がいい」との声が大きくなり、有料にした。

 同日に限り1500円分まで使用できる「湯めぐり券」(300円券の5枚つづり)を、先着626人まで千円で販売。計15の旅館・入浴施設が対象となり、通常は千円強の高級旅館も1枚のみで入浴(貸し切り除く)できる。

 「温泉感謝の集い」などは例年通り行われ、飲食店では当日限定メニューも。

 問い合わせは、湯原観光情報センター(電)0867・62・2526。

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