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「看取りの過程に子供たちを参加させたことはとても良いことです」。死別や離婚、虐待などで親や身近な人を喪失した子供のサポートを米国・ハワイを拠点に行っているシンシア・ホワイトさん(62)は25日、22日死去した小林麻央さんの最期について、このように語った。
日本では、親ががんなどの重大な病気になった場合、小さな子供に知らせるか、知らせないか迷うことも多い。シンシアさんは「親は病気を告げないことで子供を守っていると思いがちだが、それでは子供との信頼関係を失ってしまう」と警告する。
「子供は知る必要があるし、知る権利がある。知らされない子供は、家の中に秘密があると察知し、たとえ、親の異変に気付いたとしても知らないふりをする。結果として何もサポートを得られなくなる」と話す。
小林麻央さんはブログで5月の退院後、在宅診療を受けながら、子供たちから絵本を読んでもらったり、部屋に花を飾ってもらったことに感謝の言葉をつづっている。