安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(4)

「国会でどんな罵声を浴びようとも、へこたれたらいけない」

 小泉改革といえば、反対する人はすべて、抵抗勢力。一切の妥協を許さず、既得権益に切り込み、最後は解散総選挙に打ってでる。そのおかげで、最近まで構造改革への目立った抵抗はなりを潜め、非常にやりやすくなっていたのは事実でありますが、しかし、この国会では、抵抗勢力の亡霊が再び息を吹きかえすのではないのか、強い危機感を抱きます。

 民進党が国家戦略特区の制度自体を軽視する考案を国会に提出しました。これは驚きましたね。そもそも獣医学部の新設は今治市が加計学園の事業主体として、長年要望してきたものですが、自民党政権下で対応不能、対応不可としていたものをですね、すみやかに検討へと格上げしたのは、この鳩山政権。これは民主党政権なんです。国家戦略特区をつくる法案にも民進党は衆院では賛成しました。にもかかわらず政権批判に利用できるとみると、手のひらを返す。挙げ句の果てには、規制改革の突破口である特区制度自体を否定する。あれだけ、政治主導の改革を訴えていた民進党が抵抗勢力の側にまわり、既得権と手を結んでしまったとすれば、本当に残念でなりません。

 しかし、私は抵抗勢力には絶対に屈しない。これからも、いや、これまで以上に、私は先頭にたって、ドリルの刃となってあらゆる岩盤規制を打ち破る。その決意を新たにいたしております。

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