株主総会詳報・三菱自動車(3)

益子社長「いつかパジェロ、ランエボの開発に挑戦したい」

 益子社長「商品戦略について説明する。パジェロ、ランサーエボリューションの復活ないのかという質問に答える。これまで生産販売してきた中でパジェロ、ランエボはもっとも知名度が高い。ブランドイメージ向上に大きな貢献を果たしてきた。たくさんの人に愛されてきた当社を代表するブランドだ。ランエボはWRCラリーで活躍が認められ、多くの人に愛されてきた。最大の財産だ。

 最近、お会いした、(アルピニストの)野口健さんは、幼少時代をエジプトで過ごされたという。日本に関する報道がまったくない中でパジェロという名前はよく聞いたそうだ。パジェロを通して日本の技術や日本に誇りを持ったと話されていた。パジェロとランエボには従業員もお客さまも愛着をもっている。そこで培われた技術は、SUVに承継されている。一方で、ますます厳しくなる環境規制、燃費規制にも目を向けないといけない。米国や欧州で要求される環境規制が、中国やASEANでも導入されていく。パジェロ、ランエボのようなタイプの車は販売可能なエリアが限られる。当社の規模では多くの車種を開発するのは現実的でなく、思い切った選択と集中が生き残りのかぎだ。

 だが、夢は捨てたくない。V字回復を実現し、会社に余力が出た暁には、ルノー・日産アライアンスの力を借り、まったく同じではないが、いつかパジェロ、ランエボの開発に挑戦したいという気持ちで仕事を進めていきたい」

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