指定暴力団神戸山口組を離脱した勢力が結成した「任侠(にんきょう)団体山口組」の組員(50)を暴行し重傷を負わせたとして、神戸地検は21日、傷害罪で神戸山口組直系「山健組」幹部、岩本武久容疑者(68)ら3人を起訴、同時に逮捕された同組幹部(57)を不起訴処分とした。認否や処分理由は明らかにしていない。
起訴状によると、岩本被告らは5月6日未明、神戸市中央区の路上で、組員の腰を蹴ったり、頭を枝切りバサミのようなもので殴ったりするなどして、頭の骨を折るなどの重傷を負わせたとしている。
県警は31日、傷害容疑で4人を逮捕していた。