解答乱麻

少数精鋭で国力の維持を図る時代 教育のあらゆる場面で斬新な発想が求められる ジャーナリスト・細川珠生

 一方、技術の進歩も目覚ましく、今の小学生の6割は、将来、現在存在していない仕事に就くといわれている。また、今ある仕事の約半数は、AI(人工知能)に取って代わられるといわれている。人口減を支える力としての技術力の進歩は大いに期待されるのだが、その技術力を生み出すのは人間であり、特に今の子供たちにかかる期待は大きい。単に人口減の社会において、人間に取って代わるものというだけでなく、それが日本の経済力、ひいては国際社会の中での存在感を増すことにつながっていくことも期待されているのだ。いうなれば少数精鋭で、今の日本の国力を維持していくことが、これから日本で必要な人材であるということだ。

 そう考えると、これまでのように人材の平準化を求めていくような教育では、そのような人材は育たない。一人一人が持っている能力を最大限伸ばし生かしていかなければならないと考えると、個々人の能力や得手不得手、好き嫌いを見極め、良いところを伸ばす、よりきめ細かな教育が必要になってくる。