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世界女性サミット(下)女性役員登用に「クオータ制」

【WOMEN】世界女性サミット(下)女性役員登用に「クオータ制」
【WOMEN】世界女性サミット(下)女性役員登用に「クオータ制」
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▼世界女性サミット(上)男性も働き方改革を…から続く

 5月11〜13日に東京都内で開かれた国際会議「世界女性サミット」。世界中の女性リーダーが議論を重ねる中で、繰り返し語られたのが、企業の取締役会の構成メンバーに一定割合以上の女性を加えるよう法律で定める「クオータ制」だった。世界の潮流と日本の現状は-。

 フランスやドイツではすでにクオータ制を導入。英国ではクオータ制は取らなかったが、目標値を設定することで女性の割合を高めることに成功したという。

 フランスのコンサルティング会社「エシックス&ボーズ(倫理と取締役会)」共同創業者のフロリアン・ド・サンピエールさんによると、同国では2011年に罰則付きの法律を施行し、14年までに主要企業の取締役の女性割合を20%、17年までに40%にすると規定。この結果、07年に8・5%だった女性割合が、現在は40・6%に増えたという。

 サンピエールさんは「法律は効果をもたらすが、それだけでは不十分」と語った。同国では法施行後、取締役会だけでなく、執行委員会をはじめ、各企業のさまざまなレベルでの女性割合を調査して公開。先進的な取り組みをしている企業を表彰し、メディアなどで広めた。(1)法施行(2)調査(3)称賛(4)可視化-という4ステップを繰り返すことが成功のコツとした。