浪速風

ドタバタ国会、そんなあほな

列車の旅には、心引かれるものがある。おなじみの路線でも、季節や時間帯で窓外の光景はがらりと変わる。JR西日本の寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」は、鉄路の旅を豪華に楽しめるのだろう。1人27万円からは小欄にはちと高根の花だが

▶昨日に続いて、国会について書く。列車にたとえて振り返るなら、迷走国会か。加計学園に関する文書でも、ない、ある、の蛇行運転。テロ等準備罪を新設する法の成立は、評価する。しかし加計問題で後手に回って採決に至った後味は、よくない。それ以前に、問責決議案などを連発して審議しなかった野党の姿勢は、なにをかいわんや

▶作家の内田百●(=もんがまえに月)(ひゃっけん)は列車の旅を愛し、行程そのものを楽しんだ。その道行きを名付けて「阿房(あほう)列車」。百●(=もんがまえに月)が書けばユーモアであっても、この状態の永田町から聞こえれば、そんなあほな、となりかねない。山積する課題への取り組みに脱線は許されないと、心してもらいたい。