和歌山「正論」懇話会の第88回講演会が12日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、モラロジー研究所教授で麗澤大客員教授の西岡力氏が「緊迫する半島情勢と日本の進路」と題して講演した。
北朝鮮による拉致被害者救出に取り組む「救う会」会長でもある西岡氏は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領が失脚し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が誕生した韓国の政治状況について「韓国では北朝鮮とつながり、韓国を否定する勢力が権力をとるという革命が起きている」と分析した。
また、文政権の大統領秘書室長に親北派とされる任鍾●(=析の下に日)(イム・ジョンソク)氏が起用されたことに触れ、「文政権ではなく、任政権なのではないか。任氏が文氏を操ってしまうのではないか」と指摘した。その上で「韓国の自由主義は後退どころか、崩壊するかもしれない」と懸念を示した。