播州地方に夏の訪れを告げる兵庫県姫路市の「姫路ゆかたまつり」が22〜24日、同市内で開催されるのを前に、市や姫路署などは8日、同署で特攻服を着て周囲を威圧する「徒歩暴走族」を取り締まるための合同訓練を行った。
訓練には市職員や同署員ら約80人が参加。市内中心部のみゆき通り周辺で徒歩暴走族が迷惑行為を繰り返しているとの想定で行われ、徒歩暴走族役の警察官3人が「バリバリ」などと大声をあげながら歩き回った。市職員が市条例に基づいてプラカードや文書、口頭で3度中止命令を出し、従わないことを確認した上で警察官が徒歩暴走族を取り押さえるといった一連の手順を確認した。
市は平成20年6月、特攻服を着た2人以上の迷惑行為を禁止し、中止命令を発令する条例を施行。22年以降、徒歩暴走族は確認されていないという。