東京五輪

新種目にバスケットボール3人制、柔道混合団体など 33競技、339種目で確定

 【ロンドン=岡部伸】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで臨時理事会を開き、2020年東京五輪の実施種目を決定した。若者に人気のバスケットボール3人制が初採用されたほか、日本のメダル獲得が有力視される柔道で男女3人ずつによる混合団体などが初めて採用された。

 IOCは夏季五輪の上限を約310種目に設定しているが、東京五輪の実施種目数は、開催都市の提案による別枠扱いの追加種目を含め、33競技、339で確定した。昨年のリオデジャネイロ五輪は28競技306種目で、5競技33種目増となる。

 先日、ドイツで開催された卓球の世界選手権個人戦で日本の石川佳純(全農)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)組が金メダルに輝いた混合ダブルス、トライアスロンの混合リレー、競泳の400メートル混合リレー、陸上の1600メートル混合リレーなども採用が決まった。

 現在進めている五輪改革で、IOCは男女混合種目の導入や男女の種目数の同数化を推進している。当該競技の国際連盟(IF)から受けた提案を5月のプログラム委員会で精査し、絞り込んだ。

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