「信州で人生が変わる」をスローガンに、長野県とJRグループが7月から始める観光企画「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」をめぐり、実行委員会は7日、県内の大自然を疑似体験できるバーチャルリアリティー(VR)のヘッドマウントディスプレーを制作した。
阿寺渓谷(同県大桑村)やなべくら高原森の家(同県飯山市)など県内14カ所の観光スポットが立体的に収められ、装着すると、360度のパノラマ映像を見ることができる。鳥の鳴き声や滝の流れ落ちる音なども間近に聞こえ、そこへ行ったような感覚に陥る。
実行委は、10日のJR大阪駅を皮切りに、東京・銀座やJR金沢駅で開かれる信州DCのPRイベントで体験コーナーを設け、信州観光の魅力をアピールする。