「韓国検察は政権の意向重視」アジア刑政財団で長戸・産経新聞政治国際部長が講演

講演する産経新聞大阪本社の長戸雅子・政治国際部長=大阪市
講演する産経新聞大阪本社の長戸雅子・政治国際部長=大阪市

 国連と連携し、アジア諸国の刑事司法の改善を支援する公益財団法人「アジア刑政財団」大阪支部(支部会長=荒川洋二・元大阪高検検事長)の定時総会が8日、大阪市内で開かれ、産経新聞大阪本社の長戸雅子・政治国際部長が司法関係者や企業関係者ら約40人を前に「韓国の検察と政治 ソウル元支局長裁判を経験して」と題して講演した。

 長戸部長は、コラムで朴槿恵(パク・クネ)前大統領の名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴され、無罪判決を受けた産経新聞の加藤達也元ソウル支局長の裁判に触れ、韓国検察の特徴について「反政権勢力の取り締まりは法的な根拠ではなく、政権の意向を重視している」と分析した。

 5月に就任した文在寅(ムン・ジェイン)大統領が進める検察改革については、政府高官の監視などを担当する「民情首席秘書官」に、前例を破って検察出身者以外の人物を任命したことや、検察を監視・捜査できる組織の新設を公約としたことを評価。「政権から独立した検察になるのか引き続き注視していかなければならない」と述べた。