防衛最前線(125)

自衛隊の階級(上)16等級で22万7000人の秩序を保つ トップ「4つ桜」は4人 「5つ桜」は…

 尉官よりひとつ上の階級が「佐官」で、上から1佐、2佐、3佐。一般的な軍隊の階級でいえば大佐、中佐、少佐に該当する。1等陸佐であれば1000人規模の部隊を率いる「連隊長」、1等海佐であれば、例えば海自最大の護衛艦である「いずも」といった大型の護衛艦の艦長クラスになる。以下、2等海佐なら通常の護衛艦の艦長、3等陸佐なら200人程度を率いる中隊長クラスだ。防衛大などを卒業した幹部自衛官であれば、定年までに最低でも2佐までは昇進する。

 佐官の上で、自衛隊組織のトップを構成するのが「将官」、つまり将と将補だ。最上級の階級である将は、桜星が3つの階級章を身につける。約22万7000人の自衛隊の中でも60人ほどしかいない。

 将の中でも一段上の「4つ桜」の階級章を付ける自衛官が4人だけいる。全制服自衛官のトップにあたる統合幕僚長と、各自衛隊トップの陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長だ。

 自衛隊では将官は2階級だけだが、海外の軍隊では「大将」「中将」「少将」の3階級に分かれていることが多い。国際的には、自衛隊の幕僚長は「大将」、それ以外の将は「中将」と同格とされ、将補は「少将」と同格とされている。

 ちなみに、内閣総理大臣旗と防衛大臣旗には、「5つ桜」があしらわれている。

(政治部 千葉倫之)