大相撲

新大関・高安 「わが子ながらあっぱれ」両親が語る素顔

【大相撲】新大関・高安 「わが子ながらあっぱれ」両親が語る素顔
【大相撲】新大関・高安 「わが子ながらあっぱれ」両親が語る素顔
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 大関昇進を決めた土浦市出身の高安関(27)=本名・高安晃、田子ノ浦部屋=の父、栄二さん(66)と母、ビビリタさん(54)が産経新聞の取材に応じ、高安関を育て上げた27年間を振り返った。

 「十両にでもなればすごいことだと思っていた。大関の地位まで昇ってくるとは想像もしていなかった。わが子ながらあっぱれです」。栄二さんは息子の活躍に目を細めた。

 高安は平成2年2月28日、栄二さんとビビリタさんの次男として誕生した。体重は3840グラム。名前は「日」と「光」が並ぶ「晃」が良いと、祖父が命名した。「明るく、元気よく、男らしく、何事も一生懸命な子に育ってほしい」。栄二さんはそんな願いを込めた。

 幼少期にピアノを習い、小学生になって野球を始めた。食欲旺盛で、学校から帰るとビビリタさんにおやつをねだった。ビビリタさんによると、高安関はフィリピンのビーフシチューやバナナの春巻き、「シニガン」と呼ばれるレモンで酸味を付けたスープが好物だったという。「ごく普通の家庭で、家族が楽しく生活して、特に何か教えたということはない」と栄二さん。

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