高浜3号機再稼働、関電が原発比率拡大へ…石油火力は休止

 高浜原発3号機(福井県)が6日再稼働したことで、関西電力の発電電力量に占める原発比率は拡大に向かう。東日本大震災前に4割を超えていた原発比率は、震災後の安全基準の強化などに伴う全面停止で、一時はゼロになったが、今年度は1割を超える見通し。原発を主軸に据えた電力供給に回帰している。

 関電は震災前11基の原発を稼働し、平成22年度は全体の発電電力量1685億キロワット時のうち44%に当たる737億キロワット時を原子力でまかなっていたが、26年度と28年度は原発による発電量がゼロになった。今年度に高浜3、4号機(各87万キロワット)と大飯3、4号機(福井県、各118万キロワット)の計4基の再稼働を目指す関電は今後、縮小が続いた原発比率を高める考えだ。

 一方で、関電は震災以降の原発停止による供給不足を補ってきた石油火力発電所を停止し始めている。発電コストが原子力の約3、4倍と高いからだ。運転開始から約40年がたち長期計画停止中だった海南発電所(和歌山県)は電力不足の不安から2号機を24年夏に運転再開したが、1、2号機(各45万キロワット)を4月に停止、3号機(60万キロワット)も週内に停止する。(中山玲子)