日本の研究チームが地質年代の名称として国際機関に提案する「チバニアン」が商標登録され、国立極地研究所などが特許庁に異議を申し立てたことが7日、分かった。チームが会見で明らかにした。
特許情報のデータベースによると権利者は千葉県市川市の人物で、貴金属やキーホルダー、印刷物、おもちゃなどを対象に3月に登録された。チームとは無関係の人物という。
同研究所などは、このうち印刷物について登録から除外するよう今月1日付で申し立てた。菅沼悠介准教授は「啓蒙(けいもう)のための本やパンフレットなどで問題になり得ると考えた」としている。このほか「チバニあん」なども出願されている。