ハ〜イ! みなさん。
日本に来たぜ。東京・永田町の参院議員会館で5月26日に開かれた「アジアの平和と人権に関する国際シンポジウム」(主催・呉竹会アジアフォーラム)に出席するためだ。俺の親友であるシュン(テキサス親父日本事務局長、藤木俊一氏)も企画に加わっていた。(夕刊フジ)
シンポジウムでは、パキスタン・バロチスタンや、中国の新疆ウイグル、内モンゴル自治区(南モンゴル)の出身者や関係者らが、国家権力による「拷問」や「虐殺」など、抑圧による窮状を訴えた。国会議員や教育・報道関係者に情報提供し、日本政府や国際社会に踏み込んで対応するよう、アピールした。
注目すべきは、俺もコラムで何度か取り上げたバロチスタンの問題だろう。政府に追われて、現在は英国で亡命生活を送るスレマン国王(バロチスタン)も参加していた。
スレマン氏らによると、豊富な天然資源がある独立国だったバロチスタンは1948年、パキスタンに侵略され、支配下に置かれた。以降、野蛮な弾圧に苦しんでいるという。
バロチスタンには、ペルシャ湾とホルムズ海峡を結ぶ位置にグワダル港という良港がある。中国は、同港を「中国・パキスタン経済回廊」の起点に位置付け、新疆ウイグルのカシュガルまで、パイプラインや鉄道、道路を通そうとしている。同港には、中国の軍事基地も建設されている。