実は要注意!かれんな花…外来植物「ナガミヒナゲシ」 強い繁殖力、在来種に影響も

 ただ、「根絶」が努力目標に掲げられる特定外来生物の場合とは少しニュアンスが違うようだ。藤井教授は、「農地や庭などにこれ以上広がらないように、駆除する必要はある」としながらも、「他の植物に嫌がらせをして少し育ちにくくしているが、殺してしまうほどではない」と説明。

 その上で、「外来植物でも日本の環境に受け入れられたものを『帰化植物』と呼ぶ。ナガミヒナゲシはこれ以上増えないように制御は必要だが、帰化植物としてうまく共存できるといいのでは」と話した。

 駆除は、本来は種ができる前の3月ごろに取り除くのが望ましい。種をつけてしまった季節は、種をまき散らさないように、実が付いている部分を袋に入れてから根を取り、袋の口を締めてゴミに出すようにするとよいという。

【用語解説】特定外来生物

 国内の生態系を脅かす外来の動植物対策を盛り込んだ「外来生物法」(平成17年施行)に基づき、政令で指定する種のこと。植物はボタンウキクサなど16種が指定され、輸入や栽培は原則禁止。爬虫(はちゅう)類ではカミツキガメ、魚類ではブルーギルなどがそれぞれ指定されている。また、「生態系被害防止外来種リスト」は、生態系への影響などから注意が必要な外来種。