実は要注意!かれんな花…外来植物「ナガミヒナゲシ」 強い繁殖力、在来種に影響も

団地の植え込みでオレンジ色の花を咲かせるナガミヒナゲシ=東京都内
団地の植え込みでオレンジ色の花を咲かせるナガミヒナゲシ=東京都内

 関東地方を中心に春から初夏にかけ、道路沿いなどで見かけることの多い外来植物「ナガミヒナゲシ」。急速に広がっていることで近年、駆除を勧める自治体も出てきた。オレンジ色のかれんな花だが、見つけたら駆除した方がいいのだろうか。(平沢裕子)

駆除呼び掛け

 「外来植物にご注意ください」

 埼玉県新座市は昨年6月、市のホームページで、ナガミヒナゲシとオオキンケイギクが自宅の庭で生育している場合、その駆除について理解と協力を求めた。このうち、北アメリカ原産のオオキンケイギクは、「特定外来生物」に指定されており、植栽や栽培が禁止されている。

 一方、ナガミヒナゲシは特定外来生物に指定されておらず、環境省が注意を呼び掛ける「生態系被害防止外来種リスト」にも含まれていない。市環境対策課は「市内で増え続けるナガミヒナゲシについて、市議会で『市で除去を決めて対処すべきだ』と指摘があった。注意喚起はそれに応えたもの」と説明する。

 同県飯能市も平成27年9月から同様の注意喚起を実施。環境緑水課は「(市の)環境審議会で在来種を脅かす可能性が指摘され、駆除方法を載せることにした」とする。