「僕はあなたの気持ちの5%も10%も分からないかもしれない。だけど怒りは感じる。だから、動きます」。早紀江さんにこう伝えました。
「間違っている」。誰かが言わないといけない。
日本もアメリカもアートやエンターテインメントの世界は、リベラルな考え方が主流です。
リベラルでも、コンサバティブ(保守的)の、どちらでも良いけれど、拉致のような問題では、けじめを付けないといけない。拉致被害者をまず日本に戻すことが、けじめではないでしょうか。国同士が仲良くやるかは、その次です。
「怒り」と「幸せ」
日本の政治家は「解決へ死ぬ気で頑張ります」などと言うが、もっとスマートにやってほしい。
僕はアメリカで育ったので、米国人的な感覚があるのかもしれません。
拉致は北朝鮮による戦争行為であり、犯罪です。国家は、国民の安全を放置してはならないのです。
北朝鮮は、外交の中で拉致した人間の命を、カジノやゲームのチップのように使っている。ある意味、政治のコマなのです。
米国はトランプ政権になって、この外交というゲームをアグレッシブに動かすようになった。オバマ政権とは違う。