浪速風

「バブル超え」と浮かれていられない

入社式にのぞんだフレッシュマンたちも、浮かれてはいられない=大阪市中央区
入社式にのぞんだフレッシュマンたちも、浮かれてはいられない=大阪市中央区

30回を数える第一生命サラリーマン川柳コンクールの今年の1位は「ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?」だった。川柳を解説するのもやぼだが、会社で「ゆとり世代」と揶揄(やゆ)される若手社員が、大量採用された「バブル世代」の先輩をチクリと皮肉る句である。

▶厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1・48倍で、バブル経済期の最高水準の1・46倍を超えた。当時は川柳も「ブランドは 見るもの聞くもの 貰うもの」(平成2年)と景気が良かった。すぐに「御取り引き バブルはじけて お引き取り」(5年)になってしまったが。

▶大学生らの就職活動は6月1日から面接など採用選考が解禁される。が、人材を確保するため、すでに内定を出している企業もあるらしい。学生諸君には売り手市場に浮かれることなく、しっかり将来を選択してほしい。荒波が待ち受けているし、超高齢化の日本を背負うことになるのだから。