フランスのマクロン新大統領がプーチン露大統領に同性愛問題を直談判 首脳会談で議題に

 さらにLGBTネットワークは、彼らをロシア国外に逃すための支援を手がけている。チェチェンで拘束され、拘束施設から出た同性愛者が発見されてしまった事例もあるといい、「ロシア国内にとどまることは危険」(コチェトコフ氏)との判断からだ。

 テロ懸念

 ただ、状況は容易ではない。渡航先として想定する欧州での査証(ビザ)取得が困難なためだ。チェチェン出身者をめぐっては、海外でテロ組織に加わるなどの事例が相次ぎ伝えられている。そのようななか、もし難民申請を行う意向が当局に伝われば、ビザの発給自体が困難になるのが実態なのだという。

 コチェトコフ氏は「正直言って作業は難航している。欧州当局の懸念は分かるが、彼らは私たちが良く知る人々だ」と語り、受け入れを訴えた。

 そのようななかリトアニア政府は5月中旬、ロシアの同性愛者2人にビザを発給したと発表し、他の欧州諸国にも彼らの保護を働きかけていると表明した。

 しかしコチェトコフ氏は、リトアニア政府の発表について「望ましい動きではなかった」と述べ、強い懸念を示した。仮に欧州にわたることができても、同性愛者らの安全確保が極めて敏感な問題である状況がうかがわれた。