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2時間ドラマ栄枯盛衰 視聴率低迷、消える放送枠 シニア層狙いBSへ

 「ファンの多くはBS放送に流れている」。テレビ東京の高野学編成部長はこう解説する。BSの2時間ドラマは、時代劇や趣味の特集などと並んで主力コンテンツの一つだ。

 各局とも平日昼に高視聴率を得た過去の人気作の再放送に力を入れる。テレ東系のBSジャパンは「ザ・ミステリー」、BSフジは「BSフジサスペンス劇場」を放送。BSTBSでは午前と午後の1日2枠を設けており、「各局ともファンを積極的に取り込み、視聴者の定着に成功している」(高野部長)。

◆本数を絞って

 地上波から2時間ドラマが姿を消していく中、枠を堅守しているのがTBSテレビだ。同局は月曜夜に「月曜名作劇場」の2時間枠を設け、新作ドラマを中心に放送している。同局編成局の橋本孝担当局長は「2時間ドラマは今でも魅力的なコンテンツ」と力を込める。以前は午後9時からのスタートだったが、午後10時を過ぎるとテレビを見るシニア層が減るため、1月から開始時間を午後8時に前倒しした。

 「謎を解明する展開さえあれば、切り口は自由でいい。育児放棄など社会性のあるテーマは2時間ドラマにこそ向いている。訴求力のあるドラマを作りたい」

 テレ東の高野部長も「決して2時間ドラマに見切りをつけたわけではない。もっと予算と時間をかけ、スペシャルドラマとして本数を絞って今後も放送していく」としている。

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