砂浜は広く、海はより遠浅に…神戸・須磨海岸 ビーチスポーツと潮干狩りでにぎわい

遠浅化した須磨海岸で潮干狩りを楽しむ家族連れら=神戸市須磨区
遠浅化した須磨海岸で潮干狩りを楽しむ家族連れら=神戸市須磨区

 遠浅の海岸に生まれ変わった須磨海岸(神戸市須磨区)で28日、「須磨ビーチフェスタ」が開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、潮干狩りやビーチスポーツなどを楽しんだ。

 遠浅になった海岸を市民に利用してもらおうと、市や海岸の活性化を目指すNPO法人「日本ビーチ文化振興協会」(東京)などでつくる実行委員会が主催した。潮干狩りのほか、ビーチサンダルを遠くに跳ばす競争や砂浜で旗を奪い合うビーチフラッグス、元バレーボール全日本女子代表監督の真鍋政義さんのトークショーなどが行われた。

 潮干狩りでは、約千人の家族連れらがスコップで砂を掘り、アサリをとっていた。同市垂水区舞子台の柴山岳ちゃん(4)は「アサリがたくさんとれ、楽しかった」と話した。

 同海岸では、JR須磨駅前の約400メートルの区間で砂が搬入され、波打ち際から水深2メートルに達するまでの距離が沖合30メートルから70メートルに広がり、砂浜の奥行きも約50メートル拡幅された。

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