絶滅危惧種のモリアオガエル 産卵始める 岡山・真庭

雌に数匹の雄が集まり、泡状の卵塊を作るモリアオガエル=真庭市(津黒いきものふれあいの里提供)
雌に数匹の雄が集まり、泡状の卵塊を作るモリアオガエル=真庭市(津黒いきものふれあいの里提供)

 岡山県版レッドデータブックで絶滅の可能性が増大している「絶滅危惧II類」指定のモリアオガエルが、同県真庭市蒜山下和の自然公園「津黒いきものふれあいの里」で、産卵の時期を迎えた。6月初旬までの湿った夜から明け方にかけ産卵のピークとなる。

 モリアオガエルは体長5〜9センチ。山地や森林に生息し、繁殖期になると近くの湖沼や池に集まり、水面上にせり出した木の枝や草の上などで産卵する。

 産卵時は、雌1匹に、一回り小さい雄が数匹集まり、受精時に出る粘液を脚でかき回して泡状の卵塊(直径10〜15センチ)を作るのが特徴。泡で包まれた卵は約1〜2週間で孵化(ふか)し、オタマジャクシが泡を溶かす酵素を出して水面に落下するという。

 同園では、6月3日午後1時〜3時、自然観察会「モリアオガエルに会いに行こう!」を開催する。

 同園の雪江祥(よし)貴(たか)・自然観察専門員は「木にぶら下がる白い泡状の塊は、なかなか見られない光景。自然の不思議さを体感してほしい」と呼びかけている。問い合わせは同園((電)0867・67・7011)。

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