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優雅なイメージの平安貴族、実はかなりブラックな労働環境だった?

 月に20日勤務してさらに兼業農家…平安貴族といえば、日がな一日中、蹴鞠をして遊んでいたのだと思っていたのだけれど、意外と忙しい日々を送っていたようだ。

平安貴族はどんな仕事をしていた?

 では、平安貴族は実際にどんな仕事をしていたのだろう?

 「平安貴族は官僚ですから、現代の官僚のように治安維持や経済政策などを仕事としていますが、貴族にとって最も重要な仕事は神社・お寺に関する宗教的なイベントです。これらのイベントには、今の私たちにもなじみぶかい端午の節句・七夕・8月の十五夜といったお祭りが含まれています。今でこそこういった行事は庶民的なイメージがありますが、平安朝においては農耕と深く関わるお祭りであり、国家が盛大にとりおこなうべき公式行事として重視されていました。これらの行事を順調に運営することを、平安貴族は仕事の目標にしていたのです。上級貴族の日記群を読むと、行事の運営について貴族たちが頻繁に会議していたことがうかがえます。平安貴族は基本的に官僚ですから、仕事の大枠は現在のお役人と通ずるところが多いです」

 現代でも、官僚の仕事はかなりの激務。やはり今も昔も、国家行政は楽ではないようだ。

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