関西の議論

「3K」ラグビー一変〝プレーヤーズファースト〟 「○○コーチと呼ばせない」上下関係なし…「クラブ型」スクール

 コーチ陣に対しても同様だ。クラブ内に「○○コーチ」といった呼び方は存在しない。山住勇コーチは「ズミさん」、戸田雄大(たかひろ)コーチは「トッティ」、寺石幸生(こうせい)コーチは「コーセー」などと、あだ名で呼ばれている。

 「ここは学校ではないし、クラブに大人も子供も関係ない。私たちはたまたま経験が長いのでラグビーを教えているだけだ」と大島代表。当然、子供同士も学年による上下関係はない。

競技「掛け持ち」も歓迎

 一般的なラグビークラブでは、週末1日の3時間前後の練習が主流という。だがキウイズでは、水、土曜日の各1時半ずつの練習が原則だ。

 ボールに触れる機会を増やすねらいがあるほか、練習の拘束時間が短いため、他のスポーツとの掛け持ちができたり、家族や友人との時間を持てたりといった利点がある。

 「今はイントロ(導入)だけでいい。だいたい、ラグビーをやる体もできていない。合わないと思うなら、他のスポーツに行くのもありだろう。友達や家族との時間も大切にしてほしい」(大島代表)。実際、サッカーや野球などの人気競技と「掛け持ち」している選手も少なくない。

 小学校時代からラグビー漬けにすることは不可能ではないが、詰め込みすぎると、ラグビー嫌いの子供も生まれるのではないか。将来的なラグビー人口を増やすため、まずは「楽しむ」ことを重視するべきではないか-。こんな思いから、独自の練習システムが生まれた。

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