関西の議論

「3K」ラグビー一変〝プレーヤーズファースト〟 「○○コーチと呼ばせない」上下関係なし…「クラブ型」スクール

【関西の議論】「3K」ラグビー一変〝プレーヤーズファースト〟 「○○コーチと呼ばせない」上下関係なし…「クラブ型」スクール
【関西の議論】「3K」ラグビー一変〝プレーヤーズファースト〟 「○○コーチと呼ばせない」上下関係なし…「クラブ型」スクール
その他の写真を見る (1/3枚)

 きつい、汚い、危険…。いわゆる「3K」が代名詞のラグビーのイメージが一変しようとしている。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の組み合わせ抽選会が行われた京都では、「プレーヤーズ(選手)ファースト」の理念を掲げ、師弟関係や上下関係を排し競技に親しみながら成長を目指すラグビースクールが登場した。指導者をあだ名で呼ぶユニークなルールもあるが、大会ではしっかりと結果も残す。こうした「クラブ型」と呼ばれる育成システムは欧州で定着している。「部活動」中心の日本でどのように浸透するだろうか。(細田裕也)

「先輩」と「後輩」の関係なし

 5月上旬、京都市伏見区の中学校の体育館で、地元の小学生ラグビースクール「Kiwi’S(キウイズ)」の練習が始まった。機敏性を高めるためのダッシュ、ボールを使ったパス練習…。児童たちは歓声を上げながら、ボールを追いかけた。

 「クラブは1つの仲間。そこに、いわゆる『教える側』と『教えられる側』、『先輩』と『後輩』というような関係はない」。こう話すのは、クラブ代表の大島健志さん(52)だ。

 クラブが掲げる「プレーヤーズファースト」の実現に向け、指導者の呼称についても独自のルールを設けた。

 大半のラクビークラブでは、組織の代表のことを「校長」と呼ぶという。だが、このクラブでは、児童たちは大島代表のことを親しみを込めて「大島さん」と呼んでいる。

会員限定記事会員サービス詳細