G7首脳会議

シチリア島でサミット開幕 「テロとの戦い」結束訴え

 【タオルミナ=加納宏幸】先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)は26日、イタリア南部シチリア島のタオルミナで開幕した。初参加となるトランプ米大統領は27日まで2日間の討議で、英マンチェスターでの自爆テロを受けた国際社会の結束を訴える。保護主義の潮流がある中、G7が体現する自由貿易体制の維持へ強いメッセージを送れるかも焦点だ。

 各国首脳は26日、外交、安全保障、貿易、気候変動などを協議。27日には海洋安全保障などを話し合うほか、アフリカの首脳を交えた拡大会合を開く。

 トランプ氏、英国のメイ首相、フランスのマクロン大統領、イタリアのジェンティローニ首相の4人が初参加で、テロや移民に厳しい姿勢を取るトランプ、メイ両氏はイスラム過激派によるテロとの戦いを呼びかける。特に自爆テロの実行犯がリビア難民の子だったため、リビア難民流入の最前線イタリアのジェンティローニ氏は議長国として対策を訴える構えだ。

 今回のサミットは自由貿易体制が保護主義に向かうかを占う節目。「米国第一」のトランプ氏の参加で、昨年5月の伊勢志摩サミット首脳宣言にあった「あらゆる形態の保護主義と闘う」との表現は弱まりそうだ。

 日本や欧州はトランプ氏が離脱を検討する地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の先行きを懸念。米政府は判断をサミット後に先送りする方針だが、同氏の発言が注目される。

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