トランプ政権

意外に柔軟? 「G7全首脳と個人的な関係を作った」 相手に応じて変幻自在

 【タオルミナ(イタリア南部)=加納宏幸】トランプ米大統領は26日開幕の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を前にフランスのマクロン大統領と会い、G7全首脳と個別会談を終えた。「全首脳と個人的な関係を作った」(同行筋)という外交術の秘訣は意外にも相手に応じて対話のスタイルを変える柔軟さというが、自己顕示欲が先に立つ場面も目立つ。

 トランプ氏の中東・欧州歴訪に同行したティラーソン国務長官は記者団に「大統領は相当なコミュニケーターだ。会う相手、議題の重要性によってスタイルを調整しているのだと思う」と語り、手腕をたたえた。伝えたい事柄の重要さで声のトーンも変える。ティラーソン氏は「このようにやり取りをする大統領を見たのは初めてだ」という。

 ただ、25日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では記念撮影の際、NATOに新規加盟するモンテネグロのマルコビッチ首相を押しのけて中央に立ち、同首相は驚いたような表情を浮かべた。ネット上でその振る舞いに批判が集中。ロシア政府高官との会談では機密情報を伝えて情報収集能力を誇示したとも報じられており、トランプ流外交術は危うさもはらむ。

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