前文科次官会見詳報(1)

前川喜平氏「文科省専門教育課で作成され、幹部で共有された文書。真正なものだ」 加計学園をめぐる文書で

 もちろん、今回の文書をめぐっては、こういう発言を私がすることによって非常に文科省の中にも混乱が生じるだろうと思っている。文科省としては調査をしたけれども確認できなかったといっているわけですから、私が(記者会見に)出てきて「それはありますよ」ということによって、非常に文科省も困った事態になるということだろうと思っていて、私の後輩たち、私がお世話になった大臣、副大臣といった政務3役の方々に、この件でご迷惑をおかけすることになるかもしれない。その点については大変申し訳ないと思うが、あったものをなかったものにできないということで申し上げたいと思っている。

 私は今治市における国家戦略特区の獣医学部新設の経緯について、その当事者であったわけで、その当事者として少なくとも昨年から今年の1月21日、私が辞職するまでの間は当事者として業務に携わっていた。

 その間に十分まっとうな行政に方針を戻すということができなかった。結局、押し切られてしまったことは私自身が負わなければいけない責任は大きいと思っている。私が事務方のトップとして、大臣を支える事務次官として十分仕事ができなかったということなので、私からもこの場を借りて文科省にもおわびしたい。