東京五輪

千葉県「事実承知していない」 費用負担合意、五輪相の発言に困惑 

 2020年東京五輪・パラリンピックの費用負担に関する丸川珠代五輪相の24日の発言をめぐり、千葉県東京オリンピック・パラリンピック推進課の担当者は「そうした(合意の)事実は承知していない」と困惑の表情を浮かべた。

 同課によると、諸橋省明副知事が23日に東京都の山本隆副知事と県庁で会談。山本氏から大会運営費について精査することや、費用負担の大枠合意に向け、協力を要請されたという。これに対し、諸橋副知事は「(運営費については組織委員会、東京都、国が負担する)原理原則に沿って進めてもらいたい」と応じたという。県の具体的な負担額についても示されていないとしている。

 県は国や都、開催地の自治体などでつくる「関係自治体等連絡協議会」が開催される31日に向け、最終調整を行うとみられる。

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