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昭和49年から50年にかけて「東アジア反日武装戦線」を名乗って東京・丸の内の三菱重工ビルを爆破するなどした「連続企業爆破事件」で、殺人罪などで死刑が確定した大道寺将司死刑囚(68)が24日午前11時39分、収容先の東京拘置所で多発性骨髄腫のため死亡した。法務省が発表した。
東京拘置所によると、平成22年に多発性骨髄腫と診断され、抗がん剤治療を受けていたという。
確定判決によると、大道寺死刑囚は益永(ますなが)利明死刑囚(68)らと共謀、昭和49年8月30日に三菱重工ビルを爆破し、死者8人を出すなどした。
東アジア反日武装戦線の「狼」「大地の牙」「さそり」の3つのグループが犯行声明を出し、警視庁は9カ月に及ぶ内偵捜査の末、50年5月、大道寺死刑囚らメンバーを一斉逮捕。大道寺死刑囚は昭和62年、最高裁で死刑が確定した。