トランプ政権

トランプ大統領、情報機関トップに圧力か ロシア疑惑、「証拠の不存在」公表要請 W・ポスト紙報道

 【ワシントン=加納宏幸】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は22日、トランプ大統領が今年3月、ロシアによる米大統領選干渉疑惑でトランプ陣営との共謀に関する証拠は一切、存在しないと公表するよう、コーツ国家情報長官と国家安全保障局(NSA)のロジャース長官に対して求めていたと報じた。コーツ、ロジャース両氏は要請を拒否したという。複数の政府高官の話としている。

 トランプ氏の要請は3月20日、当時のコミー連邦捜査局(FBI)長官=5月9日に解任=が下院情報特別委員会の公聴会で疑惑へのトランプ陣営の関与についてFBIが捜査していることを確認した数日後に行われた。

 ロジャース氏との会話は記録されており、疑惑の捜査を統括するモラー特別検察官や米議会に提出される可能性があるという。

 同紙はまた、複数のホワイトハウス高官が情報機関の高官たちに対し、コミー氏に働きかけてFBIにフリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)への捜査を中止させることはできないかと打診していたと伝えた。

 フリン氏は駐米ロシア大使と対露制裁に関して協議したことなどで今年2月に辞任。トランプ氏はコミー氏にフリン氏の捜査中止を求めたとされる。

会員限定記事会員サービス詳細