韓国の盧武鉉元大統領の死去から8年となる23日、盧氏の故郷で墓のある南部、金海で追悼式が開かれ、盧氏の最側近だった文在寅大統領が参列した。文氏は追悼の辞で、盧武鉉政権が理想を果たせなかったことを認め「再び失敗はしない」と、政権運営の決意を語った。
主催の盧武鉉財団によると、追悼式には会場に入れなかった人も含め約5万人が参列した。
盧武鉉政権について文氏は「民主主義や人権がきちんと守られる国をつくろうと努力した。しかし理想は高くとも力は足りず、現実の壁を越えられなかった」と総括した。
その上で、盧氏の夢がよみがえって生まれた新政権で、国民と共に改革を進めると宣言。大統領任期を終えるまでは再び追悼式には来ないと述べ「成功した大統領になり、任務を尽くした後で戻って来る」と語った。(共同)