浪速風

子供に合わせて休めとは

民主党政権時代に、大型連休を地域別に分散しようという構想があった。ゴールデンウイーク(GW)やお盆休みに集中する観光地や交通機関の混雑が緩和され、個人消費の拡大につながる。そんな目論見だったが、弥縫(びほう)策と見透かされたか、あまり話題にもならず、立ち消えになった。

▶「キッズウイーク」もよく似ている。小・中・高校の夏休みなど長期休暇の一部を他の月の平日に振り替え、これに合わせて親が有給休暇を取得できるよう企業などに促す。どの月に移すかは地域ごとに決め、大型連休を分散する。が、「休めるものか」「子供がいない者はどうなる」と疑問の声が上がるのは当然だろう。

▶机上の空論ではないか。休日が書き入れ時のサービス業は休むわけにいかないし、人手不足の中小企業は長時間労働を強いられている。休めるのは「親方日の丸」だけでは。鳴り物入りで2月から導入されたプレミアムフライデーは、もう忘れられかけている。