南海「ラピート」新大阪乗り入れ、「なにわ筋線」4駅を新設 事業計画発表へ

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 大阪都心部を南北に貫く鉄道新線「なにわ筋線」をめぐり、南海難波-関西空港間を運行している特急「ラピート」をJR新大阪駅へ乗り入れることで南海電鉄とJR西日本が合意したことが22日、分かった。大阪府と大阪市、両社はJR大阪駅北側の「うめきた」地下に建設中の新駅「北梅田駅」(仮称)から難波付近まで7.4キロを結び、計4駅を新設する事業計画を23日に発表する。平成43(2031)年春の完成を目指す。

■総事業費3300億円…関空30分に短縮

 なにわ筋線が完成すれば、大阪市中心部-関西空港の所要時間は現状の1時間前後から、最速で30分台に短縮される見通し。

 なにわ筋線は、新大阪から東海道支線を通って北梅田を経由し、難波までをつなぐ約10.5キロの路線。今回整備する7.4キロの区間には、北梅田に加え「中之島」「西本町」「南海新難波」(いずれも仮称)の計4駅を新設する。西本町以北はJR西と南海の共同運行とし、ラピートは新大阪を発着。西本町から南は別路線に分かれ、両社が別ルートで関空まで運行する。

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