ロッテ、従業員の待遇改善に約70億円投資 今年度、工場内に託児所新設など

 ロッテホールディングスが今年度、埼玉県内の菓子工場に企業内託児所を新設するなど、従業員の待遇改善策として約70億円の設備投資をすることが22日、分かった。同社が託児所を設けるのは初めて。営業利益が2期連続で過去最高を更新するなど好調な業績を背景に、国が掲げる「女性活躍推進」に取り組むことで、採用活動も有利に進める狙いだ。

 託児所を設けるのは、中央研究所を併設している主力の浦和工場(さいたま市南区)と狭山工場(狭山市)。両工場で働く従業員は計約2千人で、隣接地に子供数十人を預けられる託児所を建設、平成30年に稼働させる。今後、滋賀県近江八幡市や神戸市西区の工場などへの設置も検討する。

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