教育動向

小6の約3割が英語嫌いに

自分の意見を伝え合うことは苦手

小学校の外国語活動は、遊びやゲームを中心に英語に慣れることを目的としていますが、中学校教員の82.1%が「英語を聞く力が高まっている」、63.2%が「英語を話す力が高まっている」と回答しており、小学校外国語活動の結果、単に英語に慣れるだけでなく、「聞く・話す」の力も付いていることがうかがえます。

一方、中学生は「小学校の英語の授業でもっと学習しておきたかった」こととして、「英単語を書くこと」83.7%、「英語の文を書くこと」80.9%、「英単語を読むこと」80.1%などを挙げています。さらに「小学校の英語の授業で学んだことの中で、中学校の授業で役立ったこと」では、「アルファベットを読むこと」88.8%、「アルファベットを書くこと」83.9%と回答しており、小学校のうちに英語の「読む・書く」を教えておいてほしかったと思っているようです。これについて同研究所は「外国語活動において音声中心で学んだことが中学校でうまく生かされていない」と指摘しています。

この他、「英語の授業の中で楽しいと思うこと」を小学生に尋ねたところ、「外国のことについて学ぶ」が75.8%などに対して、「英語で自分のことや意見を言うこと」は49.2%と半数以下でした。外国語活動の内容が、自分の意見や気持ちを伝え合うという「コミュニケーションにまで至っていないのではないか」と同研究所は分析しています。

小学校外国語教育に関する実態調査

(筆者:斎藤剛史)

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