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千葉・船橋のソウルフード?! 「ソースラーメン」

 船橋の事情に詳しい観光協会副会長、海老原義憲さん(66)は「ソースラーメンの元祖は、JR船橋駅近くにあった中華料理店『花蝶』といわれている。戦後、考案されたようです。そのラーメンは『ダイヤキ』と呼ばれていた。多分、大盛り焼きそばという意味でしょう」と語る。

 花蝶はすでに閉店したが、伊藤節子さん(68)は常連客だった。

 「中学生のとき、母親に連れられて花蝶に行き、生まれて初めてダイヤキを食べました」

 スープは真っ黒で麺が見えないほどだった。豚肉ミンチとキャベツ、ネギがのっかっていた。

 「見かけは悪いけど、味わい深く、おいしい。やみつきになった。毎週のように店に通っていました」

 船橋から市外に転居して久々に来店した男性客が「昔と同じ味だ。懐かしい」といいながら、感慨深げに食べる姿が印象に残っているそうだ。

 実は2年前まで昔ながらの「ダイヤキ」を提供する店が船橋にあった。海老原さんの案内で元中華料理店「利平」(同市本町)を訪れた。今は営業していないが、店主だった滝口武さん(77)が快く迎えてくれた。店内は当時のままだ。壁に献立表。「ダイヤキ650円」とある。これか。

 滝口さんは「ダイヤキを食べてたのは船橋でもこの地区(本町、湊町)だけだね。ウチは元々、裏メニューとして地元の常連客に出してたけど、人気があるので献立に載せた」と語る。

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