健康最前線

「激痛すぎて病院で泣きました」と渡辺直美さんが145万人に訴えたアニサキス症 「生食はリスク」と認識せよ

【健康最前線】「激痛すぎて病院で泣きました」と渡辺直美さんが145万人に訴えたアニサキス症 「生食はリスク」と認識せよ
【健康最前線】「激痛すぎて病院で泣きました」と渡辺直美さんが145万人に訴えたアニサキス症 「生食はリスク」と認識せよ
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 タレントの渡辺直美さん(29)やお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さん(41)、「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(40)ら芸能人が相次いで被害に遭って注目を集める「アニサキス」による食中毒(アニサキス症)。これから旬を迎えるアジやスルメイカが原因で発症する懸念もある。アニサキス症とは何か。そして対策方法は-。

一寸法師にやられた鬼の気持ち

 アニサキスは寄生虫(線虫)の一種で、幼虫のうちはサバやサケ、アジ、サンマ、イカなどに寄生。寄生相手が生きているうちは内臓にいるが、水揚げされた後は筋肉すなわち身の部分に移動する。

 そして、この身を刺し身など生食すると、人間の胃や腸にまで入り込んでくる。寄生虫感染症に詳しい東京医科大学病院渡航者医療センターの浜田篤郎教授が言う。

 「生きたまま人間の体内に入った幼虫は、歯で胃の粘膜を突き破ったりする。おなかが痛くなるのはこのためです」

 その痛さを、山里さんは次のように表現する。

 「何かが中に入って、胃袋をつかんでいるような苦しさ。一寸法師にやられた鬼の気持ちが分かった」

 ことし1月にアニキサス症になったと、出演したラジオで明らかにした。

 4月に入院した渡辺さんも、「激痛すぎて病院で泣きました」とツイッターで145万人のフォロワーに訴えた。

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