テロ等準備罪

浪速のエリカ様大詰め衆院法務委で言いたい放題 「答弁苦手な大臣には、これぐらいの質問で十分だ」「歴史に名を残す悪大臣」

 これには与党議員からやじが飛び、鈴木淳司委員長(自民)もすかさず「発言にはご注意ください」と注意した。金田氏は「テロ対策は喫緊の課題だ。国内外の組織犯罪と戦うためには国際社会と緊密連携が必要不可欠だ」とテロ等準備罪の必要性を強調。上西氏の口撃には真正面から取り合わなかった。

 それでも上西氏は「全くこの法案がどういうものか理解されていない」とバッサリ。返す刀で、かつて同僚だった日本維新の会の丸山穂高衆院議員にかみついた。上西氏は平成27年4月、国会を病欠した際の行動などに問題があったとして維新の党(現日本維新の会)を除名された経緯がある。

 上西氏は、丸山氏を「自民党にぶら下がっている日本維新の会の丸山議員」と名指しし、「『これ』がわざわざ法務委員会にお見えになって質問される。最後に強行採決を促されると思いますけど、はっきり言って、あたしにとっては屈辱的です」と遺恨を込めて批判した。

 予定した5分間の質問時間を過ぎた上西氏に対し、鈴木委員長は複数回にわたり「時間がまいっております」と終了を促したが、上西氏は無視。ようやく「これね、国民の皆さまにも考えていただきたいと思います。今回、強行採決されるということは、国民の意思になってしまうということも考えていただきたいと思います! 質問終わります!」と締めくくった。

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