漫画海賊版サイト、出版社被害100億円 ダウンロード不要で急拡大も、連休中に閉鎖

 しかし、フリーブックスは広告がほぼゼロで、ダウンロードも不要なため、「中学・高校生が授業中にスマートフォンで読むほど」(出版社関係者)急速に広まった。サイトのアクセス分析などを手掛けるシミラーウェブによると、3月中旬〜4月中旬の1カ月のアクセスは1750万件に達した。出版社関係者は「1アクセス当たり1冊の単行本を無料で読んだとすれば、約100億円の被害を受けたといえる」と嘆く。

 大手出版社は1月中旬にフリーブックスの存在を把握し、サイトの問い合わせフォームを通じて削除を要請した。削除された作品もあったが、その後再び掲載されるなど「イタチごっこ」を経て、2月下旬には要請に一切、応じなくなったという。

 3月中旬には小学館、集英社、講談社、KADOKAWA、新潮社、文芸春秋の6社が対策会合を開き、フリーブックスに対して合同で対応を進める方針を確認。調査を進めた結果、ブルガリア、ウクライナ、オランダの3カ国にサーバーが設置されていることが判明した。